OpenOfficeで特定期間の売上を集計する または、集計の期間を簡単に変更するには

OFFSET関数を使うと参照範囲を簡単に変更出来ます。
たとえば、下の表では11月1日から15日の売上がC列に入力されています。
集計の開始日を1日として、集計の終了日を可変的に累計を求めることができる数式を紹介します。

送信者 OpenOffice
このファイルは、SKYDRIVEからcalc160.odsをダウンロードしてください。

主に使用する関数は、OFFSET関数とMATCH関数です。
関数名:OFFSET関数
書式:=OFFSET(基準セル;行;列)
何ができる:基準セルから指定した行数と列数分を移動したところに位置するセルの値を返す
平たく書くと:=OFFSET(B2;3;0)  で、B2セルから、3行0列移動したところにあるセルの値を返します。=B5セルの値が返ります。

関数名:MATCH関数
書式:=MATCH(検索値;検索範囲;検索タイプ)
何ができる:検索範囲のなかで、検索値が何番目のセルにあるかを返す。
平たく書くと:=MATCH(4;B2:B10;0) で4が、B2:B10の範囲の中で何番目に登場するかを返します。


ここでは10日までの累計を求めるので、10日のデータが1日の行から何行離れた位置にあるかを、MATCH関数で求めます。
=MATCH(G3;B2:B16;0) で、上の表の場合、8が返されます。
但し、8は、開始の行(ここでは1日の行)も含んでいるので、1を引きます。

=MATCH(G3;B2:B16;0)-1
これで7が返されます。これで、1日のデータがある行から7行下に10日の業があることが分かります。

この値をOFFSET関数に当てはめます。
=OFFSET(C2;MATCH(G3;B2:B16;0)-1;0) で 11月10日のデータである13が返されます。

この値を、SUM関数に当てはめます。
=SUM(C2:OFFSET(C2;MATCH(G3;B2:B16;0)-1;0)

以上のプロセスで、11月1日から10日までの累計売上が96万円だと分かりました。

終了日を4に設定すると、33万円が返され、ごく簡単に希望道理の期間の累計が得られます。



この記事をクリップ!