MODE関数について

マイクロソフトさんにTWITTERで質問してお返事を頂くことが出来る世の中になったとは、これは、もうすごいなあぁと驚いています。
それも、今日質問して今日返事がいただけるというのは、なんか、世の中どうなってるの??と言う思いです。
とにかく、お返事ありがとうございました。
が、それでもわたしの疑問はちょっとも解消されません。

1・・・=MODE(1,1,1,1,1,4,4,2,2,2,2,2) Excelではこのとき2が、最頻値として返されます。
2・・・=MODE(2,2,2,2,2,4,4,1,1,1,1,1) この場合、1が最頻値として返されます。

最頻値と言うのは、一番たくさん出現した値なんだから、この場合、1と2のいずれもが、最頻値として扱われるべきなんじゃないだろうか?
マイクロソフトさんのお答えは先に最頻値になったほうを、MODE関数の返り値とすると言うお答えで、それはネットで調べたお答えのとおりだった。でもねえ、どう考えてもおかしいなあ。
たとえば、学校でテストが返されて、出席番号順に返された結果をデータに取ったときはたまたま上の1の場合だった。でも、男女の順に返したら2の場合だった。だから、って、最頻値が変わるのでしょうか? 

そんな馬鹿なことないよなあ。

データの特徴を知る:基本統計量と分布を見ると、今はもうない? LOTUS123には、MODE関数が無いことになっている。
これが一番正しいポジションではないだろうか?
時と場合によって変わる最頻値に何の意味があるのかということ。

でも、もっと性質が悪いのはグーグルドキュメントで、気分で値を返しているとしか思えない。
=MODE(2,2,2,8,8,8)
=MODE(8,8,8,2,2,2)
この場合いすれも2が返される。

=MODE(3,3,3,2,2,2)
=MODE(2,2,2,3,3,3)
この場合いずれも3が返される。

=MODE(4,4,4,2,2,2)
=MODE(2,2,2,4,4,4)
この場合いずれも2が返される。

で、OpenOfficeは小さいほうの値が返される。

3社バラバラ。ァァァア。

私は、アホな癖に、一回こういう疑問のトラップにはまってしまうと、抜け出すのにすごく難儀をするのです。
水谷豊の杉下右京の口癖は、「細かいところが気になるのが僕の悪い癖」です。でも、杉下右京は頭がいいですから、細かいところが気になってもサマになりますが、私の場合はそうではないので、これが性質が悪い。ホンマにもう!! と誰に怒ってもしょうがないので、最頻値 OpenOfficeとエクセルの結果の違い 本当の?最頻値の求め方に書いたのが一番妥当な最頻値の在り方だと考えることにしよう。
この件でお返事いただいたマイクロソフトさん、他、この件のブログやツイッターを読んでいただいた方、お騒がせしました。

でも、アホの癖に最後に一言だけ言うとすれば、この件に疑問を持ってる人って案外少なそうな予感。
どこを探してもマイクロソフトさんからお返事いただいたとおりのことが書いてあるだけ。
でもねえ、これだけ世の中、統計だデータだ何だってウルサイ時世で、パソコンから返された値をそのまま信じ込むって言うのはそれは怖いことだと思うんだよねえ。後で、データを信じて損したって誰にも文句言えないよ。

耳よりも目を信じなさい。目よりも手を信じなさいって、開高健文豪が言ってた。デジタルで一見便利な世の中だからこそ、自分の感覚で疑問を持つことって必要だと思うんですよねえ。

以上です。マイクロソフトさん、ありがとうございました。