OpenOfficeで球場別の通算本塁打数を求める

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上の画像は、王さんの現役最後の年の本塁打の履歴です。
1977年に50本を打って以降、本塁打は減少していきましたが、それでもこの年40歳で31本の本塁打を打ったのは、すごいですね。

その王さんの記録を借りて、COUNTIF関数の便利な使い方を紹介します。
関数名:COUNTIF関数
書式:=COUNTIF(範囲;条件)
何ができる:範囲内で、条件に合ったデータの個数を求める
平たく書くと;=COUNTIF(範囲;球場名)で、範囲内にある、該当の球場の登場回数が求められます。

7月16日、王さんは、22本目の本塁打を打っています。この日は後楽園球場でした。この日の本塁打が後楽園球場で打った何本目の本塁打か、COUNTIF関数を使えば、簡単に数えることができます。

ただし、ちょっとテクニックが必要です。テクニックというのが適当かどうか分かりませんが、範囲の指定の仕方を工夫する必要があります。
範囲の起点(開始時点)は、一本目を打った4月5日で、これは常に一定なのでこのG2セルを絶対参照に設定します。
範囲の終点は、それぞれの該当日なので、行が変われば終点のセルも移動するようにします。
このように、範囲を設定すると、
2行目では、範囲は$G$2:G2
3行目では、範囲は$G$2:G3
4行目では、範囲は$G$2:G4

::

このように、起点を固定して終点だけを移動させることができます。
2行目の場合、この範囲設定をCOUNTIF関数に当てはめると、=COUNTIF($G$2:G2;G2)になります。この数式を入力したH2セルをコピーして貼り付けると、上のとおりの範囲設定がされます。これで、7月16日の時点で後楽園球場での本塁打が7本目だと分かります。

COUNTIF関数で条件に合うデータを数えるサンプルファイルはcalc059.odsをダウンロードしてください。
範囲を球場から相手に換えると簡単にその日の対戦相手の通算本塁打数が得られます。試してみてください。

スコアは、本塁打を打った時点での試合のスコアです。

このデータは、平成20年11月15日ベースボールマガジン社発行 王貞治勇退記念号を参考にさせていただきました。
参考:
絶対参照と相対参照