電話番号をバラバラにする

上のそれぞれの電話番号から市外局番、局番、下4桁を取り出してみましょう。
FIND関数を、LEFT関数と組み合わせると、市外局番が取り出せます。FIND関数をMID関数と組み合わせると局番が取り出せます。ちょっとした工夫をすれば、ですが。

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このファイルは、SKYDRIVEからcalc152.odsをダウンロードしてください。



市外局番は、LEFT関数を使って取り出します。
但し、市外局番の長さがバラバラなので何文字を取り出すかについて工夫が必要です。
ここでは、市外局番と局番の間に- があることに着目します。-が何文字目にあるかが分かれば、その一文字前までを返せば市外局番と判断することができます。
何文字目にあるかを返すには、FIND関数を使います。

関数名:FIND関数
書式:=FIND(検索文字列;対象文字列;開始位置)
何ができる:対象文字列のなかで、開始位置に定められた文字数の位置から検索文字列を探し、初めに何文字目に登場するかを返す。
平たく書くと:=FIND("-";"03-1S3S-1S3S";1) で、3が返されます。

上のA2セルの場合、
=LEFT(A2;FIND("-";A2;1)-1) で、市外局番01Sが返されます。



つぎに局番です。
局番は、-と-に挟まれています。
ここではMID関数とFIND関数を組み合わせます。

関数名:MID関数
書式:=MID(対象文字列;開始位置;終了位置)
何ができる:対象文字列のなかで、開始位置から終了位置までの文字列を返す。
平たく書くと:=MID("ABCDEF";2;3) で、2文字目から3文字を取り出すのでBCD が返されます。

先に市外局番のところでFIND関数を使って初めに-が登場する位置を求めることができたので、局番はそのひとつ後ろから始まると考えることができます。
さらに文字数は、全体の文字数から市外局番の文字数と2つの-と下4桁の文字数を引きます。
A2セルの場合、全体の文字数12から市外局番の文字数と、2つの-、下4桁の文字数を引くと、12-(3+4+2)=3になります。
数式に当てはめると、
=MID(A2;FIND("-";A2;1)+1;LEN(A2)-LEN(B2)-4-2)
これでばっちりです。



下4桁は、=RIGHT(A2;4)
これでばっちりです。

ここで得られた値を集計に活用するには???
こんなやり方があります。
営業部内の1課から15課まである課をグループに分けて集計するには



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