OpenOfficeで書式を設定する

表示させたい書式をOpenOfficeの上で得るにはどうしたらいいか、色々な場合を考えてみました。
セルの書式を設定するには、Ctrlキーと1を押すか、ツールバーの書式>セルをクリックします。
数のタブをクリックすると、下に書式コードを入力する枠があるので、ここに表示したい形式の書式コードを入力します。
ユーザー定義で使う主な書式記号は、# 0 , ;です。
●桁は三桁ずつ区切られます。
●表示桁を省略するとき、,を1つ付け加えることで下から3桁が省略されます。

  • 1つ付ければ、百以下の桁が省略
  • 2つ付け加えたら、10万以下の桁が省略
  • 3つ付ければ、千万以下の桁が省略
  • 4つ付ければ、千億以下の桁が省略

このとき、省略桁の一番上の位が四捨五入されます。
●小数点以下を表示させるときは、表示させたい桁数分の#を#,##0.の後ろに付け加えます。
このとき、省略桁の一番上の位が四捨五入されます。
●色を変えたい場合は、[]で囲んで色の名前を入力します。
いくつかの例を下に書いてみました。
黄色の部分が書式のコードです。ここに載っているコードをそのまま、コピーして張り付けることも可能です。
また、このコードで表示した実例をcalc137.odsとしてSKYDRIVEにアップしています。参考にしてください。



1:ただ普通に千単位のコンマだけを入れたい場合
#,##0
元の数字:1234567890→1,234,567,890
元の数字:-1234567890→-1,234,567,890
元の数字:0→0

マイナスのときの表示


2:マイナスのときは赤で表示したい場合
#,##0;[RED]#,##0
元の数字:1234567890→1,234,567,890
元の数字:-1234567890→1,234,567,890
元の数字:0→0

3:マイナスのときは、−を付けて赤で表示したい場合
#,##0;[RED]-#,##0
元の数字:1234567890→1,234,567,890
元の数字:-1234567890→-1,234,567,890
元の数字:0→0

4:マイナスのときは、マイナスですとだけ表示したい場合
#,##0;マイナスです
元の数字:1234567890→1,234,567,890
元の数字:-1234567890→マイナスです
元の数字:0→0

5:マイナスのときは、マイナスですとだけ、赤で表示したい場合
#,##0;[RED]マイナスです
元の数字:1234567890→1,234,567,890
元の数字:-1234567890→マイナスです
元の数字:0→0

6:マイナスのときは、表示したくない場合
#,##0;""
元の数字:1234567890→1,234,567,890
元の数字:-1234567890→
元の数字:0→0

ゼロのときの表示


7:ゼロのときは、ゼロですとだけ表示したい場合
#,##0;-#,##0;ゼロです
元の数字:1234567890→1,234,567,890
元の数字:-1234567890→-1,234,567,890
元の数字:0→ゼロです

8:ゼロのときは、ゼロですとだけ、赤で表示したい場合
#,##0;-#,##0;[RED]ゼロです
元の数字:1234567890→1,234,567,890
元の数字:-1234567890→-1,234,567,890
元の数字:0→ゼロです


9:ゼロのときは、表示したくない場合
#,##0;-#,##0;""
元の数字:1234567890→1,234,567,890
元の数字:-1234567890→-1,234,567,890
元の数字:0→

10:ゼロ以下(マイナスを含む)のときは、表示したくない場合
#,##0;"";""
元の数字:1234567890→1,234,567,890
元の数字:-1234567890→
元の数字:0→

一定の桁以上を表示する


11:千以上の桁だけを表示したい場合
#,##0,
元の数字:1234567890→1,234,568
元の数字:-1234567890→-1,234,568
元の数字:0→0

12:百万以上の桁だけを表示したい場合
#,##0,,
元の数字:1234567890→1,235
元の数字:-1234567890→-1,235
元の数字:0→0

13:百万以上の桁より下2桁までを小数点以下として表示したい場合
#,##0.##,,
元の数字:1234567890→1,234.57
元の数字:-1234567890→-1,234.57
元の数字:0→0

14:百万以上の桁より下2桁までを小数点以下として表示し、百万円と単位を付けたい場合
#,##0.##,,"百万円";-#,##0.##,,"百万円";0"円"
元の数字:1234567890→1,234.57百万円
元の数字:-1234567890→-1,234.57百万円
元の数字:0→0円

TEXT関数を使って書式を設定することもできます。
この場合、返される表示結果は文字列になり、再計算の対象にすることができません。



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